既卒や第二新卒こそインターシップを!

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インターンシップは、新卒が主体という認識が一般的ですが、最近では既卒や第二新卒のインターンシップも増えています。既卒や第二新卒は、インターンシップの内容や目的が新卒とは異なるため、より求める人材にアプローチしやすいと企業は考えているからです。どんな点で新卒よりもアプローチしやすいのか、採用にあたって既卒や第二新卒のインターンシップがより意味を持つと考えるのかご紹介します。

インターンシップの目的

インターンシップは、参加者も受け入れる企業も、最終的には職場と人材のマッチングを確認するという立場であることは同じです。しかし、マッチングのために確認する具体的な目的はそれぞれ異なります。インターンシップの参加者は新卒も既卒も、就職活動のなかで得た情報を実際に見たり体験したりすることによって、どの程度自分のイメージと合致しているかを確認することが大きな目的です。一方、企業は新卒の場合には内定予定者の囲い込みとし、既卒の場合は職場で活躍できるかを具体的に判断するという目的もあります。

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新卒は受身、既卒は比較

新卒は、社会人一年生のため、インターンシップは実際に見る、感じるという受身の姿勢が大きい傾向があります。もちろんグループワークや業務の体験などを行う場合もありますが、基本的には新卒が企業からのさまざまな情報を受け取ることがほとんどです。社会経験の少ない新卒は、社風や実際の業務をもっとよく知りたいという気持ちが大きくなります。そのため、自分自身をアピールすることよりも情報収集の意味合いが強くなります。

一方、既卒の社会人や第二新卒の場合は、常に比較するという現象が起こります。つまり、前職で体験したこととの比較をするということです。特に同じ業種や職種の場合、具体的な比較をすることがあります。以前の職場より自分のスキルや知識が活かせるか、キャリアアップできるかなど、具体的かつ前向きな比較です。比較したうえで自分に合っていると感じると、質問したり積極的にインターンシップに取り組んだりします。一見比較されることは、企業としてはマイナスと捉えがちですが、むしろ求める人材を見極めることができるという点で、プラスの面が多いといえるでしょう。

新卒と既卒、インターンシップの内容は大きく違う

新卒と、既卒や第二新卒では、インターンシップの内容をある程度変える必要があります。もちろんガイダンスや会社の基本理念などは、共通のカリキュラムとしても問題ありません。それぞれ採用に結びつくポイントが違う以上、異なる内容を取り入れる必要があります。インターンシップの期間にもよりますが、以下に新卒と既卒それぞれの代表的な内容をいくつかご紹介します。

新卒のインターンシップ内容

新卒の場合は社会人マナー研修から始めることが一般的です。その後、各部署での業務見学や、企業の特徴的な商品やサービスを取り扱う部署で、業務のアシスタントを行ったり、ミーティングに参加したりすることもおすすめです。期間が長い場合はひと通り見学が終わった時点で、企画や商品開発などのグループワークを行うのもいいでしょう。

既卒や第二新卒のインターンシップ内容

新卒と同時期に行うことが多いため、内容を別にするのは難しい場合が多いのですが、ひと通り研修や見学が終わった後、少なくともグループワークや業務に関わる具体的な課題に取り組んでもらうことをおすすめします。もし希望職種や部署で受け入れが可能な場合は、その部署で実際の業務に関わる部分を担当してもらい、自身のキャリアにつながる体験をすることが理想的です。

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インターンシップは採用のミスマッチを防ぐ対策

インターンシップを行うことは、人事部はもちろん、現場の社員も時間を取られるため、企業にとっても大変なコストがかかります。たとえ、採用に至ったとしても適切な配属や職種が行えなければ、最終的に短期間での退社や配属された部門全体のパフォーマンスが低下することも考えられます。ミスマッチを防ぐ意味でも、インターンシップによる企業と求職者のすり合わせは大切です。

可能なら既卒こそインターンシップを

インターンシップは新卒であれば長い採用活動のなかでスケジュール化できますが、既卒となると難しいという声もあります。既卒や第二新卒はインターンシップによって、本人のキャリアや即戦力としての適性を見極める場として非常に有効な方法です。採用前にインターンシップを活用することにより、ミスマッチのないようにしていきましょう。

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