つい癖でやってしまう…。職場で舌打ちをしたらパワハラになる?
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仕事中、つい「舌打ち」をしてしまったことはありませんか?
舌打ちをしてしまう状況として、
- イライラしている
- 焦りを感じている
- 不満やストレスが溜まっている
など、精神状態があまり良くない時に出やすいものです。
仕事が思うように進まなかったり、スケジュールが押していて急いでいる、または他の人のミスで物事がスムーズにいかなかった時など、仕事中に苛立ちやもどかしさ、焦りを感じることは多々あるかと思います。
そんな時、つい舌打ちをしてしまう人もいるのではないでしょうか。
人が舌打ちする姿を見ると不快感を覚えるという人がほとんどで、「怖い」「威圧的」「品がない」などと思われやすく、かなり悪い印象を与えてしまう行為です。
もし上司が職場で舌打ちをした場合、部下たちからはどのように思われるのでしょうか。
舌打ちをする対象は2種類ある
舌打ちは、自分の行動苛立ちを感じてする舌打ちをする場合と、他人の行動に対して苛立ちを感じてする舌打ちの2種類があります。
自分に対する舌打ち
仕事中、何かミスをしてしまった時につい舌打ちをしてしまう人は多いのではないでしょうか。これは癖のようなもので無意識に出ている場合もあります。
他人に対して苛立ちを感じたから舌打ちをしたというわけではなくても、やはり目撃した人には「怒りっぽい人」「態度が悪い」などと思われてしまいます。
「機嫌が悪そうだから話しかけづらい」などと気を使わせてしまうこともあるかもしれません。
他人に対する攻撃的な感情がなかったとしても、なるべく控えるようにしましょう。
他人に対する舌打ち
部下がミスをしてしまった時や、気に入らない言動があった時に舌打ちをしてしまったことがある人もいるかもしれません。
部下に対して舌打ちをした場合、気弱な部下であれば委縮してしまったり、反対に気の強い部下であれば強い嫌悪感を示してくる可能性があります。
人に対して舌打ちをするというのは非常に失礼な行為であり、攻撃的かつ威圧的で、相手に強い不快感を与えてしまいます。
1度舌打ちをした程度ではパワハラと呼ぶには難しいかもしれませんが、もし常習的かつ意識的に部下に対して舌打ちをしている場合はすぐにやめるようにしてください。
上司という立場から圧力をかけられていると感じさせてしまえばパワハラに。
部下の行動に対して事あるごとに舌打ちをして否定的な態度を示しているようであればモラハラに該当する可能性もあります。
悪気はないけれど癖で舌打ちをしてしまう
舌打ちをしてしまう人の中には、無意識のうちに舌打ちをしてしまっている人もいるかもしれません。
自分ではやっているつもりはなくても「人から指摘された」という経験がある人もいるのではないでしょうか。
無意識のうちに舌打ちをしてしまう原因として、普段からストレスを溜め込んでおり、ちょっと何かあった時にその不満が舌打ちという形で出てきてしまっている、ということがあります。
誰にも言えず一人心の中で抱え続けることは精神的な負担が大きいです。
些細なことでも日頃から少しずつ吐き出すようにすることでストレスは溜まりづらくなります。
また、疲れやストレスが溜まっていると自覚している場合は、ちょっとでも良いので自分のための時間を作って、気分転換をするようにしましょう。
負の感情をいつまでも引きずってしまわないよう、自分の好きなことをしたり、ゆっくり過ごす時間を作り、気持ちの切り替えができるようになることが理想的です。
まとめ
意識的・無意識に関わらず、舌打ちをすることは周囲の人に対して悪い印象を与えてしまい、人間関係にまで悪い影響を及ぼす可能性があります。
怒りっぽかったり、せっかちだったり、性格的につい舌打ちをしてしまうこともあるかもしれませんが、その行為によって自分が社内でどのように思われるのか、少し考えてみるようにしましょう。
舌打ちをする以外にもストレスを発散する方法はあるはずですので、自分なりの方法で気分転換をするようにしましょう。