人材紹介会社には3種類のタイプあり!特徴と得意分野を知って上手に付き合おう

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欲しい人材が集まらない、非公開で求人したい、採用予算に上限があるなどの悩みをもつ人事にとって人材紹介会社は力強い味方です。上手に付き合って優秀な人材を採用していきましょう。

現在、日本には約18000社の人材紹介会社が存在すると言われています。得意分野はバラエティに富んでいますが、ビジネスモデルで分けると3種類に分けられ、一般登録型、サーチ型、再就職支援型があります。

それぞれのメリット、デメリットをご紹介します。

最もポピュラーな一般登録型人材紹介会社

人材紹介会社で最も多いビジネスモデルです。初期コストはかからず、採用が決定した場合のみ費用が発生します。幅広い業職種の人材を抱える総合型人材紹介会社と、20代に強い、外資系に強い、IT業界に強いなどの特化型中小人材紹介会社の2種類があります。

総合型人材紹介会社と、自社に合う特化型中小人材紹介会社を組み合わせて使っていくことで、より効率的な採用活動が行えます。

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メリット

初期コストは0円です。求人広告と違い「お金をかけたけど採用できなかった」という事態は起こりません。

成功報酬は年収の30~35%と言われています。リーズナブルとはいえませんがノーリスクな点が魅力です。近年は年収の10%、1名採用につき30~50万円の定価型を打ち出す人材紹介会社も増え、職種によっては求人広告と遜色ないコストに近づきつつあります。

入社3カ月以内の退職の場合、返金規定を設けている企業も多く、人事にとっては安心できるビジネスモデルと言えるでしょう。応募書類の選考など事務作業を軽減できるのもうれしいところです。

デメリット

未経験者、スタッフレベルの採用については、求人広告より採用コストが高くなりがちです。一方で、特殊な分野のスキルを持った人材、エグゼクティブ層の求人に対応できないケースもあります。

社長候補すら探し出す、サーチ型人材紹介会社(ヘッドハンティング型)

ヘッドハンティング会社には完全成功報酬型と、着手金+成功報酬型の2パターンあります。先に企業のオーダーがあり、そのスペックに沿った人をスカウト・紹介するビジネスモデルです。

CEO候補、COO候補、特殊な技術を持ったスペシャリストなど、採用難易度が極めて高い人材にアプローチすることが可能です。

メリット

勤めている企業で高く評価され、転職する意志などない優秀な人材、言いかえれば、転職サイトや人材紹介会社のデータベースに存在しない人材を、採用できる可能性があります。ヘッドハンティングの段階で厳しく精査するため、優秀な人材のみと面接できます。

デメリット

成功報酬が年収の30~50%と登録型人材紹介会社より高額です。また、人材の難易度によっては着手金が必要な場合もあります。優秀な人材を探すため、期間が長くかかることも多く、採用に至らない場合も、着手金は返金されないケースが一般的です。

意外と人材の宝庫、アウトプレースメント型人材紹介会社(再就職支援型)

倒産、リストラ、事業規模の縮小で人員整理を進める企業の社員を、人材紹介会社が他社に紹介するビジネスモデルです。人材を放出する企業が費用を支払うため、採用する側は無料もしくは低コストで人材を採用することが可能です。

再就職支援専門の企業もあれば、登録型人材紹介会社が再就職支援を行っているケースもあります。

メリット

再就職会社に依頼をするのは大手企業であることが多く、イメージとは違い優秀な人材が多くいます。紹介手数料が無料、もしくは年収の5~10%と低価格です。

デメリット

人材の母集団が限られるため、対応職種が限られます。また、リストラする企業であっても、ハイクラスの人材は早い段階でヘッドハンティングされてしまうものです。採用活動に出遅れるとミドル~一般層を紹介されることが多くなります。

何よりも担当者とのパートナーシップを!

実際の採用の現場においては、3種類の人材紹介会社がきちんと住み分けているわけではありません。サーチ型+登録型、登録型+アウトプレースメント型など、混合型の人材紹介会社も多く、人事のニーズに応じフレキシブルに対応しています。

どのビジネスモデルの人材紹介会社であれ、付き合っていくうえで大切なことは同じです。求める人材像をできるだけ明確に定義すること、そして、自社の情報発信を随時することが大切です。

人材紹介会社の担当者の企業理解が深まるほどマッチング精度は向上します。積極的にコミュニケーションをとり、企業理念や事業内容、社風、どういった社員が働いているかまで理解してもらいましょう。

人材紹介会社とのパートナーシップこそ、採用を成功に導く秘訣です。

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