社会人になっても親と同居する理由とは?

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社会人になっても親と同居する人は多いものです。実家暮らしをする理由とは?実家暮らしのメリットだけではなく、デメリットもあります。それぞれを確認し、なぜ20代若手は実家暮らしが増えているのか見ていきましょう。

一人暮らしを始めるタイミングとは?

子供が親元を離れて一人暮らしを始める場合、次の2つのタイミングが多くなっています。

  • 大学進学
  • 就職

これらのタイミングを契機に一人暮らしを始める場合にも、さまざまな理由があるでしょう。そもそも、早く自立したくて一人暮らしを始める人もいます。また、できれば実家に住みたいけれど、学校や就職先への通勤通学の問題で、仕方なく一人暮らしを始めるなど動機はさまざまです。なかには、本人の意思に関係なく、親離れを促すために両親が一人暮らしを勧めることもあるでしょう。

どのような理由であるとしても、一人暮らしを始めることで自立心や責任感など、大人として成長をしていくことが期待できます。一人暮らしでは、すべてにおいて自己の責任のもと、適時判断して生活していかなければならないからです。

しかし、これらの状況でも、必ずしも一人暮らしを始めるとは限りません。20代若手の中には、実家で親と暮らしながら仕事をしている人も少なくありません。さらに、これまで親と同居をしながら働くケースは、女性に多く見受けられました。しかし、近年では性別にかかわらず、男性でも親と同居をしている人も多くなっています。一人暮らしではなく、なぜ親との同居を選択するのでしょうか?

親と同居することによるメリットとは

一人暮らしをすれば、社会人として大きく成長することが期待できます。しかし、親と同居すると、一人暮らしではなかなか得ることが難しいメリットがあるため、同居を選択する若手社員も多いです。主なメリットは以下の通りです。

  • 経済的な余裕
  • 時間の有効活用
  • 安心感

親と同居する最大のメリットは、経済的な理由です。一人暮らしをしていると、非常にコストがかかります。いくら一人暮らし用のワンルームといっても、数万円単位で毎月の出費が発生します。特に都心部で暮らし始めてしまうと、給料の3分の1程度が家賃に消えてしまうことも珍しくありません。さらに、光熱費や通信料など、かなりの固定費が必要となるでしょう。親と同居することで、一定の生活費を納める必要があっても、一人暮らしよりはるかに低コストで暮らせます。

さらに、時間を有効活用できるのも大きなメリットです。一人暮らしをしていると、炊事、洗濯、そして掃除など、家をきれいに保つために様々なことをしなければなりません。親と同居することで、家事に関する作業は、ある程度任せることができます。

最後のメリットとしては、安心感です。一人暮らしだと、夜遅く帰ってくると誰もおらず、さみしい気分になってしまうことがあります。しかし、親と同居しておけば、家に帰るといつでも暖かい家族が待ってくれています。誰かが家にいてくてるというのは、非常に安心できることなのです。

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親と同居することによるデメリットとは

それでは逆に、親と同居することで若手社員に、デメリットはあるのでしょうか?主に次のようなポイントが考えられます。

  • 一人の時間が少なくなる
  • 親離れできていないと思われる
  • 通勤に時間がかかってしまうことも

一人暮らしをしていると、自宅にいる時間はすべて自分のために使うことができます。親と同居していることで、何かやりたいことがあっても、悪意なく邪魔されてしまうことがあります。完全な自由の時間を確保しにくいというデメリットがあります。

そして、いつまでも親と同居していることで、親離れできずに甘えていると思われてしまいがちです。特に男性の場合、甘えていると思われやすいため、なかには積極的に一人暮らしを始めたいと感じる方も多いです。

また、親との同居に注意を向けるあまり、少し無理な通勤をしてしまいがちです。一人暮らしをしていると、予算の許す限り会社から近い場所を選ぶことができます。会社の近くに住むことができれば、通勤に関する時間を節約できます。一方で、親と同居の場合、住む場所を選べません。通勤時間をたっぷりかけて仕事に通うことにより、家と会社を往復するだけで疲れてしまう恐れがあります。

このように、親と同居するということは、必ずしもメリットばかりではありません。同居することで生まれる不満があることも理解しておきましょう。

実家暮らしの人が多いことも理解しよう

経済的な要因や、安心感などの理由により、親と同居を選択する若手社員は多いです。特に、就職して間もないころは給料も安いため、同居を選択するケースもあります。また、仕事に慣れていない間、家族は心の支えになってくれます。同居や一人暮らしの話題を出すときには、これらの事情を踏まえてコミュニケーションをとるのがおすすめです。

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