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不安?それとも前向き?転勤を20代の若手はどう考える

会社で働いている以上、転勤の可能性は付きまとうものです。転勤を言い渡された20代の若手は何を思うのでしょうか?前向きな人も、不安を感じる人もいるはず。企業側と転勤する20代若手の向き合い方とは?

転勤をしたくないと考える若者は多い

かつてのサラリーマンの多くは、転勤は昇進昇格へのステップアップであり、経験を積むために必要だという認識を持っていました。また、会社の命に背いてはいけないという認識が身に付いており、拒否せずに転勤を受け入れていた傾向があります。

しかし現代は、転勤したくないと考える若手が増えています。かといって、現代の若手に愛社精神がないわけではありません。会社に対して愛着があるけれども、転勤に不安も付きまとっているのです。かつては、終身雇用制度をうたっている会社も多く、転勤などがあっても会社が雇用を継続してくれるという安心感がありました。しかし、現代においてはバブル崩壊やリーマンショックなど、いつまで会社があるのかも分からない状況になりました。終身雇用は実質的に崩れ去っていて、若手の間でも中途退職をして転職をすることに抵抗を感じなくなっているのです。

多くの会社では、採用の際に転勤があることを告げたうえで、働く気はあるのかを確認します。若手は、採用されたい一心で転勤があることを承諾して面接を通過する傾向が強いです。しかし、実際に転勤の命が下ってしまうと拒否できず、頭を悩ませた結果、退職を決意してしまう若手も少なくないのです。

転勤に立ちはだかるさまざまな問題

若手は、いったいどのような理由で転勤を嫌がるのでしょうか?若手が転勤を嫌がる理由は、実にさまざまです。

生まれ育った地元から離れたくない

近年では、地元志向が強まってきており、地元で就職したいと考える人も増えています。慣れ親しんだ地元でようやく就職先を見つけたのに、転勤になってしまっては意味がないと考えるのです。

家族と離れるのが嫌

家族と同居していたり近くに住んだりしている場合は、離れて暮らすのが嫌だと考える若手もいます。単純に家族と違う場所で住みたくないという理由のほか、一人暮らしで金銭的な負担を強いられたくないと考える若手もいます。

恋人と離れるのが嫌

恋人と離れたくないというのも、若手が転勤を嫌がる大きな理由です。特に転勤先が現在の労働場所からかなり離れてしまうと、露骨に嫌がられます。遠距離恋愛になると、交際が長続きしないのではないか、と不安に思ってしまう若手が多いのです。

左遷ではないかと疑ってしまう

転勤には、出世コースとしての転勤だけではなく、左遷コースとしての転勤があると考える方は多いです。特に、都心部で働いている中で地方への転勤辞令が出ると、自分は左遷されたのではないかと受け取る人も少なくありません。左遷されてしまうくらいなら、自分から辞めてしまおうと考える若手も多いのです。

転勤による退職を防ぐためには

是非はともかくとして、若手社員はさまざまな理由で転勤を拒みます。しかし、会社側としては、転勤があるということを承諾してもらい採用している以上、必要に応じて転勤を命じる場合があります。とはいえ、転勤を命じて貴重な若手社員が退職を決意してしまうのも困りものです。

そのような状況を防ぐためにも、転勤を命じるときには、その理由をポジティブにしっかりと若手社員に伝える必要があります。転勤先で対象の若手社員が必要であるから、異動の辞令を出す場合が多いのです。転勤先で必要とされていること、そこで新しい業務に従事することで、良い経験を掴めるチャンスであることを理解してもらうようにしましょう。

また、転勤は珍しいケースでないことも伝えておきましょう。そのうち戻ってくるチャンスがあると理解できれば、素直に転勤に応じてくれる場合もあります。ただし、「そのうち戻れる」など確証のないことを言ってはいけません。場合によってはトラブルの元となるので、ヘタな慰めはしないようにしましょう。

さらに、ネガティブな情報を伝える、もしくは転勤の経緯を明確にせずに命じてしまうと、さまざまな不安などによって反発されやすいので注意が必要です。「なぜ自分が選ばれたのか」をポジティブに伝えて、転勤による若手の退職を防ぎましょう。

モチベーションが上がるような説明を

今住んでいる場所を離れて転勤することは、若手にとって非常に衝撃的な出来事です。家族や恋人、友人たちと離れたくないだけではなく、左遷されてしまったのではないかと不安になってしまいます。会社としては、若手社員の不安を取り除き、転勤に対するモチベーションを上げられるよう配慮することが大切です。