小笠原周一の場合

名古屋支社長 マネージャー 2006年入社

辞めるつもりでした。

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日本最北の離島で見た生き方模様。

もし、礼文島に行ってなければ、
わたしも友人たちと同じように就活をしていたかもしれません。
1人旅が好きで、学生時代に自転車を漕いで横浜から北海道に行ったんです。
行き着いた先は、礼文島。
日本最北端の離島には、本当にいろんな人がいました。
旅人、定職につかない人、自営業者など、
これまで普通に生きて、普通に就職することがあたり前と思っていた自分にとって、
彼らの価値観は衝撃的でした。
大学卒業したら就職するだけが生き方じゃないんだと。
焦って就職する必要なんてないんだと。
当時は少し、斜に構えていたのかもしれません。
じゃあ、自分は何をしたいんだろうと考えたときに、浮かんだんです。
「そうだ、教師になろう」と。
大学3年生のときでした。

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教師になると決めたけれど。

人生のなかで大きな影響を受けたのは、野球部の先生でした。
厳しくもありましたが出会ってよかったと思える恩師で、今でも交流があります。
自分も、子どもたちの財産となるよう人になれたら。
そう思って教師を目指したのです。
ただ、大学3年生になるまで教員免許取得に必要な授業は、
ひとつも受けていませんでした。
大学生活残り2年間で取りきることもできず、
学部は卒業しましたがそのまま在籍をして必要単位を取り続け、
中学高校の教員免許を取得したのです。
そこで、教師としてやっていくことに、急に不安になったというか。
今の自分が子どもたちに何を伝えられるのだろうと、ふと思ってしまいました。
そうして免許を取得した後は教員採用試験も受けず、
どうしたら良いか迷ったまま、本当にダラダラとした毎日を過ごしていました。

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このままじゃダメだと。

踏み出せないまま半年間を過ごし、年が変わり、
ついには冬も終わりました。
そして4月。
始まりの季節に、やっと思うことができたのです。
「このままじゃダメだ」と。
1度、働こう。
働いた経験が、教師になったときに活かせるはず。
就職関係の仕事が役に立つかもしれない。
できれば、若くて小さな会社のほうが面白そうだなと。
そうしてネットで検索して見つけたのが、ブラッシュアップ・ジャパンでした。
かっこつけ過ぎていない自然体な社風、
第二新卒や既卒にも可能性があふれる若者は
必ずいるという信念に触れ、素直にいいなと思ったのです。
教師になるために経験を積む場所と考えていたので、
数年後には辞めるつもりで入社。
そうして、もう10年以上ここで働いています。

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誰かの、きっかけになりたい。

この会社で働き続けている理由のひとつは、
やりたかったことに近いことができているからかもしれません。
教科を教えるために、教師になりたかったわけではなくて。
きっかけを与えることができればと思ったから。
仕事を通じて、多くの求職者と面談します。
初めて就職する、転職するという方もかなり多く、
いろんな不安を抱えています。
そんな彼らにアドバイスをしながら、一緒に理想の就職先を探していきます。
当初目指していたキャリアとは違うけれど、
誰かがよりよい人生を歩むためのきっかけになれたらという思いは、
この会社で実現することができました。

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やれることがあると思わせてくれる。

もうひとつ辞めない理由を上げるなら、
何かが起こりそうという感覚を持ち続けられる会社だからです。
非日常に、ワクワクするタイプで。
たとえばリーマンショックという大不況で会社がピンチになったときも、
実際大変でしたが、だからこそ乗り越えられたら面白いと思ってしまいます。
いつも次はどうしようかなと思うタイミングで、
やりたいことが見つかっていた気がします。
仕事ですから、しんどいこともあります。
でも、そのしんどいことも楽しみたいのです。
一人旅だって目的地に着くことだけを考えれば、
飛行機や新幹線がラクです。
でも、その道中のプロセスにある大変さや苦労も楽しみたくて、
わたしは自転車での旅を選びました。
まだ、ここでやれることがある。
そう思わせてくれる何かが、この会社にあるような気がしています。

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働くことをポジティブに

最近、残業だったり、ブラック企業だったり、
ネガティブな面を取り上げられることが多くなったせいか、
働くことに対する意欲が減っている人が多い気がしています。
自分も学生時代に就活しなかったので人のことは言えないかもしれませんし、
生き方や価値観は人それぞれ自由でいいと思う一方で、
それでも実際働いてみて仕事でしか得られないものがあると思います。
誰かに必要とされて働く使命感、
苦しいことのなかだからこそ得られる爽快感や充実感、
世界や視野がぐっと広がる可能性、
夢や目標の自己実現は、もっと注目されていいはずです。
働くことについて、ポジティブな考え方をもてるようになる。
そんなきっかけを与えられる存在になれたらと思ってます。

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